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森林保全事業
Forest Preservation Activities


森林に入るマナー

財団の森林に入る時には、次の点に配慮してください
全て、自己責任

 自然には決まったルールや掟はありません。
 自然を知るには、自然と触合いを通じて自ら体験し、経験していくのが大切です。
 事前に危険を察知し本能的に身を守ることが常に求められています。
 何が起きても全て自分の責任と考えてください。

自然は急変する

 山岳では天候が急激に変化することがあります。
 急にガスが立ち込めて方向を見失うこともあります。
 上流域で局地的な豪雨があって、予期せぬときに鉄砲水や土石流がながれてくることもあります。
 渓谷や崖に沿った危険な箇所などには安全を確保する柵やロープがあるとは限りません。
 阿寒カルデラ内にはところどころにボッケ(アイヌ語で「ボコボコと沸いている」の意で泥火山現象を言う)があり、そこは大変危険です。

ヒグマが居るからこそ鳥獣保護区

 阿寒国立公園内では、四季を通じて、何時でも、何処でもヒグマが出没すると思ってください。
 普通は、ヒグマの方が早く人間を察知して逃げるので、人は気付きません。
 季節によっては市街地の近くまで出没することがあります。
 運良く(?)ヒグマに遭遇したときは、すぐに離れて引き返してください。特に、子熊を連れているときは、すぐ引き返すことです。
 母熊と子熊の間に入ることは大変危険で、襲われる可能性が非常に高いです。
 大勢の人でヒグマを囲んだ状態にならないよう、ヒグマが逃げるための一方向を空けておきましょう。
 何時も、身近なヒグマが居るのがこの阿寒カルデラなのです。
 人と野生動物との棲み分け、共生がうまくいっている数少ない地域だからです。

これだけは守って


煙草の投げ棄て?焼けた樹洞
「入林許可」

 財団の森林に入るときは、事前に当財団に連絡をしていただき許可を取ってから入林してください。

「原則禁煙」

 定められた場所以外での喫煙や歩きながらのくわえタバコは止めてください。

「火気厳禁」

 キャンプ場以外での焚火は禁じられています。


車馬乗入禁止区域の標識
「車馬乗入禁止区域」

 ゲートが閉まっている場所や車馬乗入禁止区域の表示看板のある場所へは自動車やスノーモービルでは入ることはできません。

「火災発見通報」

 火災を発見した場合。消防署へ正確に連絡してください。

「ゴミの持帰り」

 ゴミは持帰りましょう。ビン類の投げ割りをしないで下さい。当財団管理山林内において大型ゴミや産業廃棄物などの投棄を見つけた場合、当財団に連絡してください。

「ゲートの施錠」

 鍵を壊さないでください。(頻繁に鍵が壊される箇所には、監視カメラが設置される時があります。)

「ゲート前駐車に注意」

 ゲート前は車両が出入りするので、運行を妨げる駐車しないで下さい。

「植物を盗掘しない」

 草花や樹木などを盗掘しないでください。

「残飯持帰り」

 食べ残しの食料は投げ捨てないで持帰ってください。

「監視の徹底」

 随時、監視・巡視パトロール車や事業用車両が巡回しています。
 (ア)林内に駐・停車している車両について、日時・場所・車登録番号などを記録し、火のついたタバコ・マッチなどの投げ捨て防止、紙くず・空き缶の持帰り、樹木伐採や植物採取の厳禁などを呼びかけるステッカーをワイパーに挟んでおきますので、ご理解ください。
 (イ)山火事予防や野生鳥獣保護、植物の盗掘防止のため係官が所持品を点検させていただくことがありますので、ご了承ください。