自然環境の保全とその適正な利用に関する活動や調査研究、普及啓発のための報告書や図書などの刊行に助成を行っています。
助成対象者は新聞やインターネットを通じて公募し、学識経験者などで構成する審査委員会の選考を経て決定されます。
また、助成対象者間の連携、協力も視野に入れ、助成された事業に関する報告会を(公財)秋山記念生命科学振興財団と共同で開催しています。
次世代を担う子供たちを対象に、阿寒国立公園周辺の野生動植物などをテーマに自然の大切さや面白さを、見て・触れて・感じることができる実体験型自然観察会「ネイチャーウォッチング」を実施しています(釧路市内で公募した小学生対象)。
子供たちと自然のふれあいを目指すこの事業では、これまでに昆虫、魚類やキノコ、外来生物問題など、地域の子供たちにとって身近で分かりやすい自然素材をテーマに選んでいます。
地域住民や阿寒湖を訪れる多くの観光客に森林との触れ合いを深める機会を提供するため、前田一歩園財団の森林を案内、解説できる人材「一歩園森の案内人」の養成のほか、財団が管理する森林の素晴らしさや大切さを感じていただくため、地元住民向けに四季折々の森林散策会を開催しています。
また、地元のマリモ幼稚園の園児など小さな子供を対象に「森歩き・森遊び体験」を実施し、幼少期から身近な自然に触れ合うイベントも行っています。
前田一歩園財団が守り育ててきた森林内において自然観察や林業体験などを希望する小学校、教育委員会、企業などの自然環境教育プログラムを支援し、より多くの子供たちに、阿寒湖の森林とその取り巻く自然環境を体験する機会を提供しています。
主な支援実績